洋の東西、四元素と五行説 2020.07.12 色彩豆知識 ヨーロッパは古代より「すべてのものは四元素から成る」と考えてきたというお話をしたら、やっぱり五行説も欠かせません。 今日は舞台が西から東へと移ります。 ヨーロッパに【四元素】という考えがあったのと同様に、 中国には古くから【陰陽五行説】という考え方があります。 以前『やさしい食事と五行説』にも書いたので、よかったら読んでみてくださいね。 さて 「世の中に存在するすべてのものは、4つの要素から構成されている」 という四元素に対し 「世の中に存在するすべてのものは、5つの要素から構成されている」 というのが五行説です。 5つの要素とは【木・火・土・金・水】。 四元素の【火・水・風・土】と被る部分もありますね。 四元素と違い、五行はすべて、エレメントと色が対応しています。 そしてそれだけではなく、体の部位や方位などとの繋がりも述べられています。 五行 木 火 土 金 水 五色 青 赤 黄 白 黒 五方 東 南 中央 西 北 五時 春 夏 土用 秋 冬 五臓 肝 心 脾 肺 腎 五腑 胆 小腸 胃 大腸 膀胱 五情 怒 喜 思 悲 恐 五味 酸 苦 甘 辛 鹹 お寺などに行くと、青龍・朱雀・白虎・玄武という四天王がいて、中央の如来を守っているのも、五行の考え方からきています。 カラーセラピーを学んでいくと、色と大きく関連する古代の叡智は3つ出てきます。 * ヨーロッパの四元素 * 中国の陰陽五行説 * インドのチャクラ思想 どれも深くて、人間が生きていく上で大いに役立つ思想です。 おもしろいと思うのは、この「4」と「5」が、私たちの生活に密接に関連づいているということ。 たとえば 西洋文化から入ってきたカップとソーサーのセットは全4客、 対して和食器のお茶碗セットなどは全5客です。 これは、日本が中国文化の影響を受けているから。 だから、西洋の方が和食器のセットを見ると「ひとつ多い!」と思うわけです。 色彩豆知識カラーセラピー, 四元素, 心理四原色, カラーセラピスト, 五行説 四元素+生命=人間?? 川崎市【お母さんのための癒しの講座】