色で感じる季節感 2018.10.02 色彩豆知識 『オレンジ×黒』の季節ハロウィン。 数年前まで、この時期の彩度はもう少し低かったように思います。 和の色中心の秋カラーというか。 『色』はとても記号性の高いもの。 私たちは無意識に、色によって季節を判断したり、安全かどうかを見極めたりしています。 「色からのメッセージを受け取る」 これこそが、そもそものカラーセラピーのはじまり。 古代の人たちは、今よりももっともっと『色=自然』と共に生きていました。 人間の本質的には今も変わらないはずなのですが、現代は意識しない人・感覚を忘れてしまっている人が多いのです。 「Trick or treat.」で有名なハロウィン。 「収穫」と「灯」を象徴するオレンジと 「闇」と「魔力」を象徴する黒で彩られています。 ハロウィングッズを見ていると、オレンジや黒を形取っているのは オレンジ 「木の葉」「カボチャ」「ジャック・オー・ランタン」 黒 「夜」「魔女」「コウモリ」「クモ」 という感じ。 他にも「白」や「マゼンタ」など。 明るく楽しいだけじゃない、超自然的な目に見えないものがこの世には存在していることを感じさせる色合いですよね。 ところでオレンジ色のカボチャをくり抜いて作る、有名なジャック・オー・ランタン(Jack-o’-lantern)ですが… 英語でカボチャは「pumpkin」 …と思いきや、私たちが普段食べている緑色のカボチャは「pumpkin」とは言わないとのこと。 では何と言うのか…というと、「squash」。 じゃあ「pumpkin」は?というと、このオレンジカボチャを指すのだそうです。 国によって違いはあるようですが。 おもしろい♪ 『オレンジ×黒』の1ヶ月が過ぎたら、街はきっと『赤×緑×金』に様変わり。 季節感の演出に、色は欠かせないですね(^^) 色彩豆知識カラーセラピー, 色の意味, 色の記号性 おいしい料理の演出方法 色だけで伝わる企業価値