ハロウィンのオレンジと黒
「Trick or treat.」で有名なハロウィン。
「収穫」と「灯」を象徴するオレンジと
「闇」と「魔力」を象徴する黒で彩られています。
ハロウィングッズを見ていると、オレンジや黒を形取っているのは
【オレンジ】木の葉、カボチャ、ジャック・オー・ランタン
【黒】夜、魔女、コウモリ、クモ
他にも「白」や「マゼンタ」などが使われていて、明るく楽しいだけじゃない、超自然的な目に見えないものがこの世には存在していることを感じさせる色合いです。
ハロウィンが流行る前までのこの時期の色彩は、もう少し彩度の低い「和の色中心の秋カラー」でした。
『オレンジ×黒』の1ヶ月が過ぎたら、街は『赤×緑×金』に様変わりします。
季節感の演出に、色は欠かせないですね。
『色』はとても記号性の高いものです。
私たちは無意識に、色によって季節を判断したり、安全かどうかを見極めたりしています。
「色からのメッセージを受け取る」
これこそが、そもそものカラーセラピーのはじまりで、古代の人たちは今よりももっともっと『色=自然』と共に生きていました。
ところでオレンジ色のカボチャをくり抜いて作る、有名なジャック・オー・ランタン(Jack-o’-lantern)。
英語でカボチャは「pumpkin」
と思いきや、私たちが普段食べている緑色のカボチャは「pumpkin」とは言わず「squash」といいます。
では「pumpkin」とは?
それがまさにこの、オレンジカボチャを指すのです。