四元素+生命=人間?? 2020.07.11 カラーセラピーと色彩心理 心理四原色(赤・黄・緑・青)は、カラーの世界ではとっても大切な、キーとなる4色。 色のことを学びはじめると、日常のいたるところに溢れている色のおもしろさが目に飛び込んできます。 以前、受講生のAちゃんが 「先生!四元素見つけました!!(*≧∀≦*)」 と、こんな写真を送ってくれました。 ほんとだ!!笑 ここに使われているのは、まさに四元素と対応する、心理四原色です。 四元素とは 「世の中に存在するすべてのものは、4つの要素から構成されている」 というギリシャ・ローマ時代から伝わるヨーロッパの考え方です。 4つのエレメントは【火・水・風・土】 (風のことを空気・天といったり、土のことを地ということもあります) 古代はこれら4つの元素に、神から授かった「生命(心・魂)」を足すことで人間ができると考えられていました。 現代に生きる私たちからすれば、「そんなわけあるか!」と思うかもしれません。 けれどその考え方に端を発し、錬金術師たちが試行錯誤を重ねたものが、後の科学の発展へと大きく繋がっているのです。 ちなみに星占いがお好きな方… 「火の宮・地の宮・風の宮・水の宮」という言葉を聞いたことがあるでしょう? これも四元素説から来ています。 ・火の宮(おひつじ座・しし座・いて座) ・地の宮(おうし座・おとめ座・やぎ座) ・風の宮(ふたご座・てんびん座・みずがめ座) ・水の宮(かに座・さそり座・うお座) この四元素『火地風水』に対応している色というのが、『赤黄緑青』の心理四原色。 どのエレメントにどの色が対応しているのかはカラーセラピーのシステムによって考え方が異なります。 でもやっぱり、人間にとってこの4色は特別なのですね。 四元素の考え方は、その後こういうものへ影響を及ぼしました。 すべてカラーと関わりの深いものたちです。 *ガレンの唱えた四気質 *主観的な色彩について研究したヨハネス・イッテン *キャロル・ジャクソンがドレープを作成したパーソナルカラー *心理学者・ユングのタイプ論 *シュタイナー教育 様々なものの発展の根底に、カラーと関連の深い4エレメントがあるということ。 おもしろいですよね。 カラーセラピスト養成講座では、背景として歴史やヨーロッパの思想も学んでいきます。 その中で、四元素に対応した色とそれらが持つキーワード(深層心理や思考・行動・性格などとの関係性)なども見ていきます。 四元素、赤・黄・緑・青、心理四原色。 色の世界って、奥が深い! カラーセラピーと色彩心理