本当にやりたいこと、ありたい姿。
あなたがあなたらしく、私が私らしくいられること。
「ボトルを選んでする占いみたいなもの??」
初めてカラーセラピーというものを知ったときの私はそう思っていました。
事実、占いとカラーセラピーの大きな違いを私はまったくわかっていなかったのです。
始めて受けたカラーセラピーはほんのお試し体験で
「へー、当たってる」
という程度のものでした。
しかし私は、カラーセラピスト養成講座の授業の中でとんでもない体験をしたのです!
私がこの仕事を選んだのは、この仕事なら転勤族の夫についてどこに行っても
自分の力で社会と繋がっていられると思ったからです。
私はとにかく「働く」のが好きで社会に出ていたい。
専業主婦として家で家事をこなすだけの生活はどうも向いていません。
もともと手に職をつけようと思って美大のデザイン科を卒業したので、結婚を機にすべてを止めてしまったら今までの私は何だったの?!と思ったわけです。
でも一方で妻であるからにはきちんと家庭は大切にしたい。
家庭と仕事を両立してやっていけるか…
独立前は散々悩みました。
その頃の私はとにかく必死で、身につけなくちゃ、独立しなくちゃ、サロンを開かなきゃ、あれもしなきゃ、
これもしなきゃと、実に様々なことに囚われていました。
最初は「転勤族の奥さんとしてどこへ行っても家でできる仕事を」と思っていたのですが、一緒に勉強している人たちの意見をあれこれ聞いているうちに、「こうしなければならない」というルールや思い込みのようなものに縛られていったのです。
「サロンを開きたい」「講師になりたい」「大きな仕事がしたい」「お金持ちになりたい」
周りの言葉を聞いているうちに私は自分の本来あるべき姿がわからなくなっていきました。
そんな時、私はカラーセラピーを受けることになります。
セラピストさんとの何回かのやりとりの中で、私はある質問に対して「有名になりたい」と答えました。
「どうしてあなたは有名になりたいの?」
「有名になったら素敵な人と出会えるから」
「素敵な人ってどんな人?お金を持っている人?権力を持っている人?そういうのが『素敵』だと思う人もいるわよね。あなたにとって素敵な人とはどんな人?」
そう質問されて私が考えて思い浮かんだ言葉はひとつ。
「『人を感動させられる人』」
「じゃああなたは人を感動させられる人になりたいのね。人を感動させるためにはサロンを開かなくてはいけないの?」
目からウロコでした。
私は周囲の言葉に惑わされているうちに本当に自分がありたいと思う姿が見えなくなっていたのです。
そもそも私が美大に進学したのも「感動を創り出せる人になりたかったから」でした。
私は感動屋さんです。
今まで自分が触れたデザインやアート、舞台や空間を今度は自分が生み出す側になりたい。
自分がさせてもらった感動…今度はその感動を創り出せる側になりたい。
それがきっかけだったのに。
頭ではわかっていたはずなのに、きっと心が忘れていたのでしょう。
そのことがあってから私はブレなくなりました。
私にとって一番大切なのは家族。
自分がどんな人間でありたいのかは「人を感動させられる人間でありたい」
揺るがない2本の、でもひとつの柱。
「人を感動させられる人間」なんて、言葉にすると偉そうですが小さなことでいいのです。
私と話した人、私の作ったものに触れた人、そういう人達が喜んでくれたり笑ってくれたり嬉しくて泣いてくれたりすれば、私はもうそれでいい。
「ありがとう」のひとことがとっても嬉しい。私からもありがとう。
だから私はそういう人間でありたい。
気付かせてくれたのはカラーセラピーです。
色は自分の内面を写します。
それはもう正直に。
自分にとって一番大切なものは何なのか。
自分はどうありたいのか。
自分の本当の心に正直になれば、癒されてとっても楽になるのです。
カラーセラピーと出会ったことで、自分を認めてあげることができるようになりました。
「自分」に気づくことがこんなに楽で幸せなことなのかと、心が自由に。
日常を人生を、楽しむことが上手になりました。
本当よ。実感してるもの。